つばさの話③

つばさの話も今回で最後。
最後はちょっとぶっ飛びます。
受け入れられない人はそれでもいい。
ただ真実を。
つばさがくれた物と私の生きていく道をここに残しておこう。

その前に「つばさ」という名前について。
妊娠したことが分かってから、なんとなく名前の事考えてた時に「虎に翼」っていうことわざを知って、長男が虎だから2人目はつばさ…?
なんて考えてたことがあって。
15週で流産した時に、知人が「名前を付けてあげて。供養になるから」と言ってくれたのを機に、心の中にひっそりあった「つばさ」っていう名前を夫に話して公にした。
だから、つばさくん。


そんなつばさを失って数ヶ月。
気がついたら、自分の感覚が今までと違う気がして。
目にするものがキラキラキラキラ輝いてて。
その美しさに涙が出る。
人の気持ち(特に哀しみ)が分かる。
自分の事のように感じられて涙が出る。

私は自分の頭がおかしくなったんだって感じてた。
それも仕方ないな…みたいな気分で。


そして
龍の存在を感じるようになった。

初めは「どうして私はこんなに龍の事ばかり考えているんだろう」って。
おかしくなってるから仕方ないのか…と。
空に龍が飛んでるって感じるし
山に龍がいるって感じる。

そして、フラフラっと目的もなく入ったレンタルショップの小さな本のコーナーで
普段、絶対行かないような棚に向かった私の目の先には龍の本。
……どういうことだろう。買えってことなのかな。
と思い、戸惑いながらその本を買って。

その本は龍の存在を肯定する内容で
「私は頭がおかしくなったわけじゃないのかもしれない」って思えた。

そこから少しづつ少しづつ
自分の感覚を見つめ直して。
直感や閃きを無視しないように。
従うように。
進んでいたら、

人の心を癒す人になりたい。
人の気持ちをラクにする人になりたい。

って想いが自然に湧いてきた。

そして、師と出会い。
(なんと、師も龍の存在を感じる事のできる人だという事も分かり!)
私の感じている事や想っている事は妄想ではないって言ってもらえて。
哀しみを乗り越え。

今の私がいる。
これは、つばさが教えてくれたこと。
つばさが命をかけて導いてくれたこと。

やっと、分かった。
つばさが私の元にやってきた理由。
君のおかげで今の私がいる。
あの頃よりもずっと成長していろんな事が分かった私がいる。

ありがとう。生きていくよ。