子供という存在

偏頭痛持ちの私。
ここ数日、重めの頭痛に襲われてるんだけど
せっかくのお休みだし秋晴れの気持ちいい日だったので、息子を公園に連れて行った。

息子はいつも通りの調子で
車に乗る前に三輪車でちょっと1周したい。
公園に三輪車持って行きたい。
って楽しそうにワガママ言ってたんだけど
私は全然笑えなくて付き合ってあげるのも嫌で。
でも大声で何度も「いくよー!」って言うのも無理で。
心のスイッチをオフにしてしまった。

息子はそれにすぐに気付いて
「ママ?公園に行こう?」って
三輪車を片付けて自分で車に乗り込んだ。


公園に向かう途中
「三輪車つんできた?」と息子が言った言葉に
「なんで!?つんできてないよ!!」と
冷たく言い放った自分の言葉にハッとして

ごめんね。優しくできなくて。
ママ頭が痛くて。
コタなんにも悪くないのにね。ごめんね。

って申し訳なくて心からそう謝りながら
息子の顔を見たら

じっと私の顔を見たあと
ニカーって顔しわしわにして笑って
そっと手を伸ばして私の顔に触れて
私の腕をヨシヨシってなでた。


この子は私よりもずっといろんな事知ってるんだ。って感じた。私よりも魂が大人なんだ。
育てられてるのは私の方だ。
息子の優しい気持ちに心も身体も温かくなって
不思議な事に頭痛もなくなった。


子供の親に対する愛情って
本当に健気で一途で
涙が出るほど。

私は親としても人としてもまだまだだから
気持ちに左右されてしまうし
いつも優しくいられないけど
愛してるって事は伝えていかなくちゃ。
いつだって私達両親は君を想ってるって事が
息子の心の中の大切な一部となるように。